めっちゃ簡単!デュビアの基本的な飼い方(ストック方法)

デュビアの飼い方 飼育

デュビアは爬虫類などの餌虫として利用されているゴキブリの一種です。

今回はデュビアを爬虫類などの餌として飼育(一時的なストック)をしたいと考えている方を対象に、デュビアの基本的な飼育(ストック)方法をご紹介できればと思います!

山田ドシー
山田ドシー

こんにちは筆者の山田ドシーです!X(@doshi_dubia)もやってます!

初めにこんなことを言うのもアレですが、大前提として飼育方法に絶対の正解などは存在しないので、人それぞれ自己流の方法で飼育して問題ありません。

ここで紹介していることは、私がこれまで得た知識や経験則をもとに、「私が思う事」というだけで、決して必ずしも正解というわけではないので、あくまで参考として活用していただける幸いです!

飼育方法

デュビアの基本的な飼育方法は、ざっくり言ってしまえば定期的に餌をあげて、ケース内の清掃をするだけという単純な作業のみで、何か特別なことをしなくても問題ないです。

強いて意識すべき事を挙げるとすれば、餌の頻度と量、湿度管理ぐらい。

具体的にはどちらも後記で説明していますが、特に湿度管理に関しては重要で、デュビアの飼育環境としては低湿度が好ましいです。

理由はデュビアの天敵とされているのがケース内の蒸れで、ケース内が「高温度・高湿度・通気性が悪い」という条件が揃ってしまうと蒸れる原因となってしまいますし、蒸れ以外にも高湿度はカビやダニ、悪臭の原因にもなるためです。

とは言っても長期的な飼育ではなく、一時的なストックであればそこまで神経質になる必要はないです。

デュビアと並び餌虫として普及している虫にコオロギが挙げられますが、デュビアの管理はコオロギと比べてもめちゃくちゃ楽で、この管理の簡単さがデュビアを利用する大きな利点の一つです。

餌用として一時的にストックしておきたい場合は上記の通りですが、もし効率よく成長させたいとか、繁殖させたいとかを考えているのであれば、温度管理や飼育密度、餌の種類や飼育ケースの保管場所など、気を遣える点は色々ありますが、今回はあくまでデュビア飼育初心者を対象としているので、その辺りの細かい点は割愛させていただきます。

必要なもの

一時的に飼育・ストックするために必要な備品類から紹介します。

これだけはあった方が良いという必要最低限の備品は以下の4つ。

  • 飼育ケース
  • 隠れ家
  • 餌皿

とりあえずは上記の4つだけあれば管理が可能です。

ざっくりと説明すると、デュビアはツルツルしたところを登れないので、飼育ケースはプラスチック製のケースが良く、特に虫カゴがおすすめ

隠れ家は卵パック(トレー)や鉢底ネットを筒状に加工したものを利用して、デュビアが好む暗闇を作り出したり、足場の役割も果たします。

餌はラビットフード、昆虫ゼリー、野菜・果物がおすすめで、餌皿としてはデュビアが登れるように表面がザラザラした(させた)小皿などで大丈夫です。

デュビアの飼育ケース内レイアウト

備品類の詳しい説明については↓こちらの記事で書いていますので、詳細はこちらでご覧下さい!

餌の頻度・量

餌としてはラビットフード昆虫ゼリー野菜・果物がおすすめという話をしましたが、餌をあげる頻度と量は、1〜2日おきに、1日で食べ切れる量をあげれば基本的には大丈夫です。

この“1日で食べ切れる量”にする理由は、野菜や果物などはあまり長期間放置すると痛みやすいですし、昆虫ゼリー等もそうですが、水分を多く含む餌を長時間放置していると臭いやカビ、ダニなどの原因になるためです。

ですので、もし食べ残しがあれば早めに回収したほうがよいです。

乾燥しているラビットフードなどのペレットの餌は数日放置しても大丈夫ですが、やはりある程度長期間入れっぱなしにしているとカビなどが生えてしまうため注意してください。

ちなみに私は現在毎日餌をあげてデュビアを飼育していますが、過去に3日に1回の頻度で、だいたい数時間で食べ切る量の餌だけをあげて飼育していた時期がありましたが、その場合でも成長も繁殖自体も行いはしましたが、体の大きさが今のように毎日餌をあげている場合と比べて明らかに小さい個体が目立ったという経験があります。

保管場所

ケースを保管しておく場所ですが、デュビアを餌として一時的にストックするだけの場合であれば特に気にする必要はありませんが、成長や繁殖を目的としていたり、長期間飼育する場合は、理想としては真っ暗で風通しの良い場所が良いとされています。

デュビアは明るいところより暗闇を好むことと、ケースの蒸れを少しでも防ぐために風通しの良い場所が適しているという理由です。

ただしそんな都合の良い場所がないという場合もあると思うので、卵パックなどでケース内に暗闇を作ってあげれば、餌用として一時的に管理する分には明るい部屋でも全然問題ないです。

通気性についても、ケースに空気穴自体は必ず開いているはずなので、隠れ家として利用する卵パックなどをレイアウトするときに極端に密閉される場所を作らないように意識をすれば大丈夫です。

↓こんな感じでも全然問題ないです。

デュビア飼育ケースレイアウト
デュビア飼育ケースレイアウト

ちなみに部屋の明るさに関しての話ですが、私の経験上でも、ほぼ24時間真っ暗な部屋で保管した場合と、夜だけ暗くする普通の生活スペースで保管した場合では、成長スピードや繁殖スピードが真っ暗な部屋で保管した方が多少良いように感じました。

温度管理

デュビアは爬虫類同様に変温動物なので、飼育環境の温度管理もある程度は大切

とは言っても餌用に一時的にストックするだけであれば、そこまで神経質になる必要もないと思います。

デュビア飼育の適温としては25〜30℃などと言われていますが、このぐらいの温度がデュビアが一番活動的になるため、成長も繁殖も効率良く行われるという意味での適温です。

逆に20℃を下回ると活動が鈍くなり、成長も繁殖もスピードが遅くなります。

ですので、成長や繁殖を目的としていない場合は、夏や冬の野外みたいに極端に高いとか極端に低いとかの温度でなければあまり気にする必要はないと思います。

温度管理の方法としては、エアコンで室温自体をコントロールするか、パネルヒーターをケース底面に敷いてケース内の温度を上げるなどがあります。

湿度管理

湿度はなるべく低い方が良いです。

湿度が高いと、デュビアの天敵である蒸れ、ダニやカビの発生、悪臭などの原因になるためです。

たまにデュビアへの水分補給のためにケース内全体に霧吹きをする方もいますが、霧吹きでケース内全体の湿度が一気に上がることは上記で説明した通り蒸れやダニやらの原因になるので個人的にはおすすめはしません。

水分補給については野菜や昆虫ゼリーなどの水分を含む餌を与えたり、給水器で行いましょう。

高湿度は蒸れ、カビ、ダニ、臭いの原因

高湿度を防ぐ方法としては、ケース内の通気性を良くする、水気のある餌を長時間放置しすぎない、パネルヒーターで温めるなどがあります。

ちなみに湿度を下げるために除湿剤とか乾燥剤をケース内に入れるという方法も紹介されていたりしますが、個人的には除湿剤などは密閉された空間でないと効率良く効かないと思うので、通気性がある程度でもある飼育ケース内ではさほど効果が期待できないのではと考えています。

実際に湿度測ったりして検証したことはないので、あくまで感覚的な話ではありますが、例えばお煎餅の袋に乾燥剤が入っていたとしても、袋の口が全開だったらお煎餅は湿気ちゃう気がするからです。

↓乾燥剤・除湿剤が有効なのか実際に検証してみました!

掃除

飼育しているとケース内に糞が溜まってきますし、中には死骸となってしまうデュビアも出てくるため、ケース内の清掃も定期的にする必要があります。

飼育数やデュビアのサイズにもよりますが、掃除の頻度はだいたい月に1回とかで大丈夫です。

ブリーダーの中には半年ぐらいは掃除しなくても大丈夫って方もいますが、糞や死骸をあまり長い期間放置していると、カビや悪臭や小バエが湧く原因になってしまうので月に1回ぐらいが手間とかを考えてもちょうど良い気がします。

また掃除の際には注意することが2つあります。

1つ目は、デュビアの脱走

ケースの掃除をするにあたって、一旦別のケースにデュビアを移す場合があるかと思いますが、その移動の時にケースの外にデュビアを落とさないように気をつけましょう。

特に成虫のオスのデュビアに関しては飛ぶ可能性がゼロではないで注意です!

2つ目は、掃除の際に舞う可能性が高い糞やボロボロになった死骸のカスをなるべく吸い込まないこと。

実は世の中にはゴキブリアレルギーというものが存在していて、症状としては鼻水や咳や喘息など。

ゴキブリの糞や死骸を吸い込むことがこのアレルギー発症の原因となっていて、デュビアの糞や死骸も同様にアレルギー発症の原因物質である可能性が高いと思われるためです。

ですので、掃除の際はなるべく換気をして、マスクなどをして糞などをなるべく吸い込まないように対策することをおすすめします。

まとめ

今回はデュビアを一時的にストックする事を目的とした飼育法について説明させていただきました。

まとめとしては以下の2点!

まとめ
  • 基本的には餌やりと掃除のみでOK
  • 湿度管理には少し注意!
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