【デュビアの隠れ家】卵パックと鉢底ネットの特徴と私なりの使い分け

卵パックと鉢底ネット 飼育

デュビアの隠れ家や足場としてよく利用される卵パック(トレー)と鉢底ネット

デュビアの隠れ家として利用する卵パックと鉢底ネット
卵パックと鉢底ネット

この2つはデュビアの隠れ家としてはどちらも一長一短といった感じなので、基本的には好きな方を利用すれば良いと思いますが、どちらを使おうか迷っている方もいるかと思います。

山田ドシー
山田ドシー

こんにちは筆者の山田ドシーです!X(@doshi_dubia)もやってます!

ちなみに私は複数のケースでデュビアを飼育していますが、そのケースごとにデュビアの飼育の目的やサイズによって卵パックと鉢底ネットを使い分けています。

そこで今回は、それぞれの特徴をメリット・デメリットという形で紹介して、最後に私の使い分けの基準も参考までにご紹介できればと思います!

卵パック(トレー)のメリット・デメリット

まずは卵パックのメリット・デメリットから説明します。

ちなみに卵パックとか卵トレーとか呼ばれていますが、正式名称はモールドトレーと呼ぶらしいです。

デュビアの隠れ家の卵パック
卵パック(モールドトレー)

主に卵の梱包用の資材で、関係のある業種の人以外はあまり見ることもない物ですが、実は世界的にもデュビアなどの昆虫の飼育用品として利用されているらしいです。

海外のデュビアブリーダーの飼育動画とか見てみると、確かに皆さんこれを使用されているんですよ!

そういう意味では、デュビアの隠れ家としての実績は申し分ありません(笑)

卵パックのメリット

卵パックを利用するメリットは以下の3点。

  • 入れるだけですぐに使える
  • 紙なので、切ってサイズを自由に調整できる
  • 暗闇を作り易い

卵パックのメリットとしては、とにかく手軽に使えるところ。

紙製のため、ハサミなどでケースの大きさに合わせて自由に切ってサイズを調整でき、そのままケースに入れるだけで使えます。

卵パックのデメリット

卵パックを利用するデメリットは以下の3点。

  • 使い捨てのため、ランニングコストが掛かる
  • レイアウトによっては蒸れの原因になる
  • 実店舗では売ってる場所が少ない

卵パックは使用していると糞などで汚れてきたり、デュビアがかじって穴が空いてきたりして、次第に劣化していきます。

その場合は新しいものと交換しないといけない消耗品のため、当然ランニングコストが掛かってしまいます。

また本来は卵の梱包資材なので一般向けではなく、業務用の製品のため、Amazonや楽天、ネットショップでは売っていますが、実店舗で売っているお店はなかなかないという点は、人によってはデメリットとなるでしょう。

鉢底ネットのメリット・デメリット

鉢底ネットを筒状に加工したものをデュビアの隠れ家として利用するメリット・デメリットについて説明します。

元々は隠れ家としては卵パックが一強だったと思いますが、いつからかこの鉢底ネットで作る隠れ家がYoutuberなどを通して紹介され出され、一気に流行ったイメージです。

デュビアの隠れ家として利用する鉢底ネット
鉢底ネット

鉢底ネットのメリット

鉢底ネットを利用するメリットは以下の3点。

  • 洗って繰り返し使える
  • 通気性が良い
  • 100均でも手に入る

鉢底ネットのメリットとして一番大きいのは、汚れても洗って繰り返し使えるという点。

この利点によって卵パックの代用品として一気に普及したように感じます。

また穴がたくさん空いているため、デュビア飼育では大切な通気性の確保がし易く、100均で売っているため手軽に入手できる点もメリットです。

鉢底ネットのデメリット

鉢底ネットを利用するデメリットは以下の3点。

  • 加工に手間が掛かる
  • 暗闇を作りにくい
  • 筒の中央部にしがみつくデュビアを取り出しにくい

まず一つ目の“加工に手間が掛かる”という点ですが、一番よく紹介されている加工方法としては、鉢底ネットを適当な大きさに切って、筒状に丸めてから結束バンド(インシュロック)で固定する方法

数個作る分には大したことないですが、衣装ケースなどを一杯にする量を作ろうとすると、まず硬い鉢底ネットを切るのが面倒臭い。

そして実際にやったことある方は共感してもらえると思いますが、筒状にしてから結束バンドで固定する作業が本当に手間で面倒臭い(笑)

固定方法は結束バンド以外にも色々とやりようはありますが、それでも個数が多いとマジで面倒くさいです(笑)

一回作ってしまえば壊れるまでは使えるので、大変なのは最初だけではありますが、やはりそのまま使える卵パックと比べると加工の手間がある点はデメリットになります。

二つ目の“暗闇を作りにくい”ということに関してですが、鉢底ネットは見た目通り穴だらけなので、もし明るい部屋で飼育ケースを保管する場合は、そのままだと明かりが通ってしまい、デュビアが安心できる暗闇を作りにくいです。

三つ目の“筒の中央部にしがみつくデュビアが取りにくい”という点ですが、これは作る筒の長さによりますが、例えば様々なサイズのデュビアを1つのケースで飼育している場合。

その中から特定のサイズのデュビアだけを取りたいときに、目的のサイズのデュビアが長い筒の中央部にいると、指が届かなくてなかなか取れない時があります。

指が届かないので筒をブンブン振って落とそうとしても、意地でもしがみついて落ちてこない時があるので困ります(笑)

卵パックと鉢底ネットの使い分け

それぞれのメリット・デメリットを紹介してきましたが、私自身はどちらも利用していて、そのケースで飼育しているデュビアの飼育目的やサイズによって使い分けています。

参考までに、私がどのような基準で使い分けているかを紹介しようと思います!

卵パック→繁殖目的の成虫のみを飼育しているケース、餌用に様々なサイズを飼育しているケース

鉢底ネット→成虫まで成長させる予定の同一サイズの幼虫を飼育しているケース

違いは何かと言うと、ケースから特定のサイズのデュビアのみを選んで取り出す機会があるかどうか

具体的には、卵パックを使用している繁殖目的の成虫達がいるケースでは、生まれた赤ちゃんのみを別ケースに移す場合があり、餌用に様々なサイズのデュビアを飼育しているケースでは、餌として食べさせる爬虫類によって適当なサイズを選んで取り出すことがあります。

それに対して、鉢底ネットを使っているケースは、成虫まで成長させる予定の同一サイズの幼虫のため、特にその中から特定のデュビアだけ選んで取り出す機会がありません。

なぜこのように使い分けているのかと言うと、卵パックはガバッとひっくり返すと、そこにいるデュビア達がぱっと見で確認できるため、目的のサイズのデュビアを見つけやすく、取り出すのも簡単です。

対して鉢底ネットはデメリットの説明でも触れましたが、筒の中にデュビア達が密集してしまい、筒の長さにもよるのですが、特定のサイズのデュビアをすぐに見つけて、そいつだけを取り出すという作業が大変な場合が多いからです。

逆に選び出す機会がないケースに関しては、ランニングコストを考慮して鉢底ネットを使用しているといった感じです。

まとめ

今回はデュビアの隠れ家として利用される卵パックと鉢底ネットについて、それぞれのメリット・デメリットや私流の使い分けについて紹介させていただきました!

まとめとしては以下の3点!

まとめ
  • 卵パックは手軽に使えるランニングコストが掛かる
  • 鉢底ネットは繰り返し使える加工に手間が掛かる
  • 一長一短なので、好みで使い分ければOK
タイトルとURLをコピーしました