デュビアを含むゴキブリは夜行性の生き物として知られています。
デュビアを飼育している方で飼育ケースと寝室を共にしている方は、夜になって寝る際に部屋を暗くするとるとカサカサというデュビアたちが活発に活動するサウンドが飼育ケースから聞こえてきて癒されるというのはあるあるですよね!(笑)

こんにちは筆者の山田ドシーです!X(@doshi_dubia)もやってます!
ゴキブリ以外にも昆虫類は夜行性が多く、カブトムシやクワガタなども夜行性としてお馴染みです。
しかし私はある日ふと思ったことがあります。「なんでデュビアって夜行性なんだろう?」と(笑)
こんなこと考える人は少ないと思いますが、私の性格としてちょっとでも疑問に思ったことはすぐに調べたくなっちゃうので、今回は「デュビア(ゴキブリ)はなぜ夜行性なのか」というテーマで、私の調べたことをご紹介できればと思います!
夜行性とは?
デュビアはなぜ夜行性なのかを考える前に、まずは「夜行性」について調べてみました。
そもそも昼行性と夜行性という2種類の生き物がいるということ自体、ちょっと不思議ではありますよね。
皆んな大好きWikipediaで夜行性について調べると、以下のように説明されていました。
夜行性とは、夜間に活動し昼間は休む(寝る)という性質のことである。明るい昼間は天敵にねらわれやすく、危険が大きい。また、黒い体色の動物や表面積の小さな動物などは、昼間の直射日光で体温が過剰に上がってしまいやすい。そのため、これらの動物は、昼間は物陰や地中などに隠れて休み、夜間活動を行うのである。また、昼行性の獲物が休息している夜間にそれをねらう肉食動物もある。単に時間的棲み分けの結果として夜行性を選んだ例も存在する。
夜行性の動物には、フクロウ、ネコ、ネズミ、カブトムシ、クワガタムシ、ハブ、ガ、ナマズ、ウナギなど、たくさんの種類がある。
高等ほ乳類に関しては、人間の活動していない時間帯として夜間に活動しているものも多い。日本産の大型ほ乳類(シカ・イノシシ・タヌキなど)には夜間によく活動するものが多いが、人間が関わらない地域ではそれらが意外に昼間動いている例がある。夜行性という性質も、それほど固定的とは限らない例である。
Wikipediaより引用
Wikipediaの説明を見ていくと、まず夜行性とはその名の通り夜間に活動する性質。
そして夜行性の動物が、その性質である理由としては、「敵から狙われにくくするため」「黒い体色の動物は、昼間の直射日光で体温が過剰に上がるのを防ぐため」「時間的棲み分けの結果」ということらしいです。
説明をさらに見ていくと、その中でも「敵から狙われにくくするため」という理由はかなり重要な要素っぽいですね。
後半に書かれているシカやイノシシでは人間が関わる地域では夜行性、そうでない地域では昼行性の性質を示す例があるというのは、要は人間が敵と認識されているということなのでしょう。
夜行性の動物の例としてネコが挙げられていますが、ペットとして飼われているネコちゃんたちは大抵飼い主の生活リズムに合わせて昼行性的な生活をしているイメージですが、野生下における猫の天敵の一つにカラスがいて、こいつらから襲われにくくするために野生下では夜行性ということなのかもしれません。
しかし面白いことに“昼行性の獲物が休息している夜間にそれをねらう肉食動物もある。”という説明もあって、これはこれまでの話とは逆転の発想で、要は寝ている時に獲物を襲うために夜行性になったという強者もいるということなのでしょう。
「夜行性」についてまとめると以下の3点。
- 夜行性とは夜間に活動する性質
- 夜行性になる理由はいくつかあるが、一番大きい理由は「敵から狙われにくくするため」と思われる
- 生活環境によっては昼行性にも夜行性にもなる場合がある
デュビアはなぜ夜行性なのか
前項の夜行性という性質についての解説から、本題である「デュビア(ゴキブリ)はなぜ夜行性なのか」について考えてみようと思います。
まず一番に考えられるのは、「敵から狙われにくくするため」ではないでしょうか。
昆虫の敵として思いつく動物には鳥類がいますが、鳥類は昼行性が多いので、そいつらに狙われにくくするために夜行性という性質を身につけたのだと考えられます。
他の理由として考えられるのは、「敵から狙われにくくするため」と繋がる話ではありますが、デュビアは森が生息地ということで敵から狙われにくくするために土と同化できる黒っぽい体色になって、「黒い体色の動物は、昼間の直射日光で体温が過剰に上がるのを防ぐため」という理由で夜行性になったとも考えられます。
どちらにせよまとめると、敵から身を守る方法として夜行性という性質になったという考えが一番しっくりきますね。
ただしペットのネコだったり、前項で説明したシカやイノシシの人間との関わり度合いによる昼行性と夜行性の違いを考えると、もしかしたら飼育しているデュビアであれば、その飼育環境によっては夜行性ではなく昼行性になる可能性もゼロではないということなのかもしれませんね。
デュビアが夜行性なのは昼行性の敵(鳥類など)から狙われにくくするためと思われる!