デュビアを飼育するとなったら、餌をあげて食べてもらうことは必須ですよね。

こんにちは筆者の山田ドシーです!X(@doshi_dubia)もやってます!
しかしデュビアの飼育に関する悩みとして、「餌を全然食べてくれない・食い付きが悪い」という話を知恵袋などでよく目にすることがあります。
原因として考えられることは大きく分けると3つしかないと思っていて、餌自体に原因があるか、飼育環境に原因があるか、そのデュビア自体に原因があるかです。
最後のデュビア自体に原因があると言うのは、例えばその個体の体調に異常があるという話で、これに関してはなかなか判断や問題の解決は難しいので、今回は前者の2つについて具体的な原因の考察をしてみようと思います。
デュビアが餌を食べない・食いつきが悪い原因として考えられることを、私が調べた知識や経験則をもとに挙げると以下の5点です。
- 飼育温度が低(高)すぎる
- 餌が好みではない
- 餌の存在に気付いていない
- 環境に慣れていない
- 餌場が明るすぎる
これはあくまで私の知識や予測、経験則に基づいているので、科学的に100%正しいとかは保証できませんので参考程度に捉えてもらえると良いかと思います。
それでは原因と考える5点について、それぞれ詳しく解説していきます!
飼育温度が低(高)すぎる
デュビアは爬虫類などと同じように変温動物であるため、飼育環境の温度と体調には密接な関係があると思われます。
デュビアが活発に活動する温度は25〜30℃ぐらいと言われており、この温度が飼育における適温とも言われたりしますよね。
逆に20℃下回ると活動が低下し、10℃付近では数日で死んでしまうという実験結果もあるようです。
このようにもし適温に対して温度が低(高)い環境で飼育している場合、デュビアの体調が正常ではなくなる可能性があるため、食欲も無くなってしまうかもしれません。
もし飼育環境が適温に対して極端に低かったり、高かったりする場合は、飼育環境の温度を見直してみるとデュビアの食欲も出てくるかもしれません。
餌が好みではない
デュビアにも人間と同じように食べ物に対して好き嫌いがあります。
「ゴキブリは何でも食べる!」みたいなイメージを持っている方も多いかと思いますが、意外と好き嫌いがある生き物のように飼育しながら感じます。
デュビアの餌として定番とされているラビットフードや昆虫ゼリー、野菜や果物であっても種類によって食いつきの違いがあるぐらいなので、餌を食べないのであればもしかしたら与えている餌がデュビアの好みではないのかもしれません。
(↓ラビットフードの種類による食い付きの違いはこちらでも少し紹介しています!)
ちなみにデュビアが餌を認識して食べるまでの過程は、まず匂いで餌の存在をキャッチし、次に実際に舐めたりちょっと齧ったりして味見をし、その上でイケると思ったらバクバク食べ始めるらしいです。
ですので、まずはその餌の匂いが好みでないと食べ始めないかもしれませんし、匂いが良くても味が好みでなければあまり食べてくれないかもしれません。
嫌いな餌に関しては本当に食べないみたいで、もし空腹だけど周りに嫌いな餌しかないという状況になったら、まず自分たちの糞だったり脱皮殻を食べたり、共食いなどをしてお腹を満たし、それすらもできなくなったらようやく仕方なくその餌を食べるというぐらい本当に食べない餌は食べないらしいです。
「ゴキブリは人の髪の毛も食べる」なんて言われたりしますが、実際にゴキブリが人の髪の毛を食べることなんてほぼないらしく、前記のように例えば髪の毛しか周りにない状況に陥ったとしたら、糞や脱皮殻を食べたり共食いをまずはして、それすらもできなくなって本当に空腹で餓死しそうなほどであれば食べる可能性もゼロではないかもねぐらいらしいです。
もしデュビアが全く餌を食べてくれない、もしくは食い付きが悪い時は、その餌の匂いや味が好みではない可能性があるかもしれません。
餌の存在に気付いていない
デュビアが餌を食べない原因として、そもそも餌の存在に気が付いていないかもしれません。
前項で説明した通り、デュビアが餌の存在を認識する要因は基本的に匂いです。
大きなケースで飼育していて、ケースの一角に匂いの弱い餌を置いた場合、餌から遠いところにいるデュビアはその匂いに気が付かずに餌の存在を把握できない可能性があります。
餌の認知に“匂い”がどのくらい影響があるかと言うと、例えば砂糖は甘いので昆虫達の好物のような気がするかもしれませんが、普通の真っ白な食卓用の砂糖はほぼ無臭なので近くに砂糖があってもゴキブリとかは全然興味を示さないらしいです。
ラビットフードも「水でふやかすと食いつきが良くなる」なんて言われますが、これは水を含ませることで匂いが強くなるために、デュビア達の興味も増えるから結果として食い付きが良くなるのだと思われます。
餌を入れてもデュビア達が全然近寄ってこない場合は、そもそも餌の存在に気が付いていないかもしれません。
環境に慣れていない
これは完全に私の経験則での話なのですが、ケースの清掃をしたり、違うケースに移したりした直後はそれ以前と比べて食欲が落ちるように感じます。
しかしそのまま数日するとまた元のように食べるようになると感じるので、環境の変化が食欲にも影響していると考えられます。
ですので、例えばデュビアが良く食べると言われるラビットフードや昆虫ゼリーや果物なんかを入れても全然食べてくれない時に、もしそのデュビアが飼育初日だったり、ケースを掃除したりレイアウトを変えた直後だった場合だったりしたらデュビアが新しい環境に慣れていないために食欲が落ちている可能性も考えられます。
もしこの要因が原因だった場合は、そのまま数日飼育して環境にも慣れれば食欲が復活するかもしれません。
餌場が明るすぎる
餌のある場所が明るすぎると、夜行性で暗いところが大好きなデュビアには近寄りがたい場所となってしまします。
デュビアも多かれ少なかれ身を守るために警戒心があるので、敵に見つかりやすい明るい場所には行きたがらないことは何となく想像できることです。
私の経験則でも、明るい状態でもガツガツ餌に寄ってくるデュビアも中にはいますが、暗い状態の方が圧倒的に寄って来やすいです。
もし餌皿が常に部屋の明かりなどが当たっている状態であれば、ケースの場所を移動したりレイアウトを工夫したりして、せめて夜だけなど半日程度は暗くなるようにしてみると安心して餌を食べてくれるかもしれません。
似たような原因として、人の気配を感じた場合も警戒心から隠れ家に引きこもって餌まで近寄って来づらいですので、暗くしてなるべくそっとしといてあげた方が餌も食べやすくなると思います。
まとめ
デュビアが餌を全く食べない・餌への食い付きが悪い原因について今回は私の経験則や調べた知識を基に考察してみました!
再度考えられる原因についてまとめると以下の5点!
- 飼育温度が低(高)すぎる
- 餌が好みではない
- 餌の存在に気付いていない
- 環境に慣れていない
- 餌場が明るすぎる
もし飼育しているデュビアが餌を食べてくれずに悩んでいる方がいたら、少しでも参考になってもらえたら嬉しいです!