デュビアの自作飼育ケースのポイント!《鉢底ネットも二重構造も不採用》

デュビアの自作ケースの作り方 飼育

デュビアを飼育するためのケース(ケージ)ですが、デュビアが少数の場合は個人的には虫カゴが一番手軽で良いと思っています。

山田ドシー
山田ドシー

こんにちは筆者の山田ドシーです!X(@doshi_dubia)もやってます!

しかし繁殖などを考えていたり、ある程度大量のストックをする必要がある場合は複数の虫カゴを用意するよりも、もっと大きなケースでまとめて飼育する方が楽です。

そこで巷では虫カゴより大きく、サイズも多様なプラスティックの収納ケースや衣装ケースを加工した自作ケースを利用している方も多く、作り方などもよく紹介されていますよね!

よく紹介されているやり方は「プラケースの蓋を切り抜いてネットを張って…」という方法ですが、私も概ねそのやり方で自作しています。

デュビアの自作飼育ケース
自作ケース

“概ね”というのは、初めて自作ケースを作った時は他のサイトなどで紹介されている通りに作っていたのですが、実際に作ったり使ったりしていく中で、細かいところで自分なりのこだわりポイントみたいなものが今ではできているためです。

正直ケースの作り方なんてその人が一番やりやすい方法でいいのですが、今回は私が現在行っているデュビアの飼育ケースの自作の仕方と、こだわりポイントを紹介していきますので、必要な方は参考にしてもらえると嬉しいです!

自分なりのこだわりポイントは以下の3点!

  1. 蓋の切り抜きは金ノコで!
  2. 蓋に張るネットは網戸用の網
  3. 糞が自動的に落ちる二重構造は不採用

自作に必要なもの

まずは私なりの自作ケースを作るために必要なものから紹介していきます。

主に必要なものは以下の6つ。

  • プラスティックの収納(衣装)ケース
  • ホットカッター
  • 金ノコ
  • ヤスリ
  • 網戸用のネット
  • ホットボンド(グルーガン)

まずは飼育ケースとして利用するプラケースは言わずもがな必須です。

次項の作り方の紹介で詳しく説明しますが、ホットカッターと金ノコとヤスリを蓋を切り抜きのために用意します。

ホットカッターとは簡単に言うとカッターの刃の部分をめちゃくちゃ高温にして使うもので、金ノコ(金鋸)とは字の如く金属を切るためのノコギリなのですが、プラスティックなどの樹脂類の切断にも適していて、コンパクトで安価な商品も多いです。

金ノコには強度によっていくつか形状の種類があるのですが、「弦なし」という一番シンプルなタイプが今回の場合は最適です。

そして切り抜いた部分に張るネットとして、網戸用の網を用意し、網の接着用にグルーガンとホットボンドを使います。

どれもホームセンターで購入可能なものになります。

作り方とポイント

それでは実際に写真を交えて作成工程とポイントを説明していきます。

まず今回説明のために使用するプラケースは「オリオン」という商品。

自作ケース用プラケース
自作ケース用プラケース

個人的にはこのプラケースが軽くて形状も無駄のない四角ですし、安くてサイズ展開も複数あってお気に入りです。

まずはこのプラケースの蓋に通気性を確保させるための加工をしていきます。

よく紹介されている自作の仕方同様蓋を切り抜いていくのですが、初めて自作する方は一体何を使って切り抜けばいいのか迷いますよね。

私も初めて自作をしようと思って作り方を調べた時は、「ホットカッターで楽に切れる!」みたいな文言を見つけて試してみたのですが、蓋の厚さやホットカッターの性能にももちろんよるのでしょうが、あまりにも時間が掛かりすぎて苦労しました(笑)

そこでポイントの一つ目なのですが、私はホットカッターと金ノコを利用して蓋を切り抜いています

蓋の切り抜きはホットカッターより金ノコがめちゃくちゃ速い!

ホットカッターでやってみてめちゃくちゃ時間が掛かったので、次に金ノコを用意して使ってみたら、多少コツはいりますがホットカッターよりびっくりするぐらいめちゃくちゃ速く切れました(笑)

それからはまず元々最初に用意していたホットカッターで金ノコを差し込める程度の切り込みを作って、そこから金ノコでガシガシ切っていくスタイルでやっています。

まずはホットカッターで蓋に切り目を入れていきます。

ホットカーターは刃があってしかも高温なので取り扱いには本当に注意してください。

ホットカッターで蓋を切る

金ノコを入れられるぐらいの切れ目を作ります。

蓋に入った切り目

切り目に金ノコを差し込んで、ガシガシ切っていきます。

金鋸で蓋を切る

コツとしては刃を力を入れ過ぎずに真っ直ぐ動かすことと、刃の角度を床と垂直にし過ぎると刃引っ掛かってしまうので、水平近くでひくことです。

金ノコで切るとホットカッターよりめちゃくちゃ速いんですが、デメリットとしては切ったカスが床に散乱することと、切り口にバリができること。

ですので、次にバリをヤスリで綺麗にしていきます。

蓋にできたバリ
ヤスリでバリを取る

軽くさする感じでもポロポロ取れるので、手間というほど大変ではありません。

蓋を切り抜いたら、脱走防止のためにネットを張っていきます。

この蓋に張るネットにはデュビア飼育者にはお馴染みの鉢底ネットを使う方法がよく紹介されていますが、ここでポイントなのが、私はコバエ侵入防止のために、鉢底ネットより目の細かい網戸用の網を使っています。

蓋に張るネットはコバエ侵入防止のため、目の細かい網戸用ネット!

網をグルーガンを使ってホットボンドで接着していけば完成です!

ホットボンドで網を接着
完成した蓋

最近プラケースの底も切り抜いて鉢底ネット張って、ケースを二重重ねにすることで糞だけが自動的に下に落ちて掃除が楽になるというケースの作り方もよく紹介されていますよね!

私も一回この二重構造を試したことがあるのですが、いろいろな理由で今は採用していません。

不採用とした主な理由としては、私はケース内の保温をパネルヒーターで行っているので、底に空間があると効率が悪すぎる点と、デュビアの生まれたての赤ちゃんでネットから落ちちゃう奴がいるためです。

あとはおまけ程度の理由として、1cm未満のデュビアは大人の糞も食べながら成長していくらしいとう情報を見たことがあるからです。

この二重重ね構造を採用している方で、「ネットから落ちちゃうデュビアは諦めましょう」と言われる方もいますが、私は感情的に諦め切れないので、試しにこの二重構造を採用した時は結局下に落ちた糞からふるいで赤ちゃんを選別するという作業したので、それならわざわざ二重構造にするためにケースをもう1個買ったり底を切り抜いたりというコストと手間が無駄だなと感じてしまいました。

二重構造は不採用!主な理由は以下の2点!

  • 保温用パネルヒーターの効率が悪くなる
  • ネットから落ちた赤ちゃんを救うために結局糞をふるいにかける

今回はデュビアの自作ケースの作り方とポイントを紹介してきましたが、あくまで私なりの考えなので、皆さんもいろいろと試してみて、自分に一番合ったやり方をぜひ見つけてみて下さい!

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